マニトバ州ウィニペグの名門寄宿学校、セント・ジョンズ-レイブンズコート・スクールをご紹介します。授業料や滞在費用もこのページをご参照ください。
基本情報 – Data
| 校名 | St. John's-Ravenscourt School (SJR) |
| 学期 | 通年式（full-year courses） |
| 学年 | 幼稚園 ～ 12 年生 |
| 生徒数 | 900 名（2023 年度） |
| うち寄宿生 | 平均 15 名（大半が通学生） |
| クラス平均人数 | 22 名 |
| 学生：教師 | ９：１ |
| 卒業目的の留学 | 可能 |
| 通学可能期間 | １学年（10ヶ月） |
| ESLプログラム | 有り |
| APプログラム | 有り |
| 学校ウェブサイト | https://www.sjr.mb.ca/ |
学校の特色
セント・ジョンズ-レイブンズコート・スクール（SJR）は、1820年より創立200年の伝統を誇る男女共学の独立学校です。幼稚園生から高校生までが通う自然豊かな23エーカーのキャンパスには、最先端のフィットネスセンターを含むさまざまな運動設備や劇場などが備えられています。
CAIS（名門全寮制独立学校協会）に加盟する名門校で、リベラルアーツ教育を中心としAPプログラムを取り入れた教育の質の高さは、大学進学率100 %、かつ９割以上が第一志望の大学・学部に合格している実績や、学生の奨学金獲得額から証明されています。特にディベートとスピーチには学校をあげて取り組んでおり、何度も世界選手権の優勝者を輩出しています。また、数学のプログラムでも国際的に高い評価を受けています。スポーツでも競技レベルのチームを擁し、学生はアクティビティや慈善活動などにも積極的に取り組みます。
寄宿学生の受け入れが平均15名と大変少なく、現地の学生の中で上を目指そう、という方にお勧めの学校です。
学校の施設＆様子 – Facilities
- 23エーカーのキャンパス
- ２つの運動場
- 劇場
- ８つの科学実験室
- 大食堂
- ヘルスセンター (看護師が常駐)
- アイスホッケーアリーナ
- フィットネスセンター
- バスケットボールコート（屋内・屋外）
- サンドバレーコート Sand Volleyball Court
- ラウンジ
- キチネット（簡易キッチン）
- ランドリー設備
＊学生寮についてはこちら
受講できる科目 – Programs
セント・ジョンズ-レイブンズコート・スクール（SJR）では、マニトバ州の教育カリキュラムによる高校科目に加えて、SJRで開発したプログラムや、アドバンスト・プレイスメント（AP）プログラムなどを提供しています。また、特に数学コースでは全国的に高い評価を得ています。
＊ミドルスクール（８年生）のプログラムについてはお問い合わせください。
数学コース について
数学コースで目指すもの
SJRの数学コースは、対応する州カリキュラムをカバーするだけでなく、大半のトピックでより深い学びを提供しています。SJRでは、数学の基礎スキルを徹底的に習得し、学んできた概念を十分に理解した上で蓄積することを下敷きとして、それらを直感的に応用できる力をつけることを目指しています。
数学の上級プログラム
９年生から 12 年生までの各学年で、一部の生徒に厳格な上級プログラムを提供しています。参加する学生には、数学に対する強い適性、難しい問題に時間を費やしたいという意欲、そして勤勉な能力が求められます。
- 州で義務付けられている 4 年間の数学コースを 3 年間で修了し、その後に大幅に充実したプログラムを提供
- 外部の数学コンテストに参加
- 最終学年では大学レベルのコースを受講
マニトバ大学と提携し、微積分や幾何学などの大学１年生コースを受講できる。講義での試験に合格すれば、大学の単位を取得 - AP Calculus 試験の受験も可能
ディベートコース について
ディベートとスピーチは、SJRのカリキュラムと伝統において重要な役割を果たしています。SJRで幼少期から過ごす学生は早い段階から人前で話す機会をもち、高校でのコースへ向けて準備を整えています。
ディベートコースで学ぶことにより、学生は自分の考えを明確に表現し語るスキルだけでなく、他社の意見をよく聴き、理解し、鵜呑みにせず思考するスキルを伸ばし、世界観を広げていくことが期待できます。受講する学生は、SJR が主催する全国パブリックスピーキング選手権などのディベート大会にも参加します。
EALプログラム
SJRでは、英語のサポートと指導のために設計されたコースを提供しています。
９年生 EAL: Content Based Language Instruction
このクラスでは、さまざまな形で学生主導の探求やクラスルームでの交流に取り組みます。授業で扱われる主題（科学やグローバルな課題など）から抽出されたコンテンツを活用するため、幅広い社会的、および学術的な言語に関する語彙を獲得し、使用する機会があります。文法スキルは単元のレッスンに組み込まれています。
10、11年生 EAL for Academic Success
10 年生と 11 年生の EAL の学生は、高学年のカリキュラムおよび大学以降の学習に必要な言語スキルを構築する、２年間のコースを受講することができます。 このコースでは、最新のトピックを取り上げた５つのテーマ別モジュールによって、科学、数学、社会科学に重点を置いた、アカデミックな言語スキルと学習戦略を開発します。
提供する科目
＊赤色がAP科目
ENGLISH LANGUAGE ARTS
English Language Arts
ELA: Literary Focus
ELA: Language and Literary Forms
AP English Literature
AP English Language and Composition
APPLIED COMMERCE
Business Innovations
Venture Development
Economic Principles
DEBATING AND PUBLIC SPEAKING
Introductory Debating and Public Speaking
Intermediate Debating and Public Speaking
Advanced Public Speaking and Debating
DRAMA
Drama
COMPUTER SCIENCE AND COMPUTER STUDIES
Computer Science
ICT & Broadcast Media
Digital Pictures & Desktop Publishing
AP Computer Science Principles
AP Computer Science A
LANGUAGES
French
Spanish
MATHEMATICS
Mathematics
Advanced Topics in Mathematics
Pre-Calculus Mathematics
Intro to Calculus
Statistics
AP Calculus
AP Statistics
MATH 1500, 1300 (UNIVERSITY OF MANITOBA)
MUSIC
Music
Collaborative Ensemble
SJR Private Music Program（個別レッスン）
PHYSICAL AND HEALTH EDUCATION
Physical Education
Active Healthy Living and Health
SCIENCE
Science (Biology, Chemistry, Physics)
Electronics and Robotics
AP Biology
AP Chemistry
AP Physics
AP Psychology
SOCIAL STUDIES
Canada in the Contemporary World
History: American
Canadian History
Geography
Canadian Law
Global Issues: Citizenship and Culture
Western Civilization
Cinema as a Witness to Modern History
AP US History
AP Microeconomics
AP Human Geography
AP Comparative Government & Politics
VISUAL ARTS
Visual Arts
AP Art History
学生サポート - Student Support
キャリアカウンセリングプログラムと大学進学準備
８年生から大学進学へ向けたサポートがはじまり、高校のコース選択が進路に与える影響を学生が十分に認識して選択できるよう、ガイダンスが提供されます。10年生ではウィニペグ大学の、11年生ではマニトバ大学のinfo day（大学訪問）が設けられ、11，12年生向けの大学フェアも行われます。11年生からは大学アドバイザーによる個別カウンセリングの機会があり、具体的な進路選択へと進みます。12年生での大学準備プログラム（University Preparation）では、大学進学の情報提供および指導を受けることができます（奨学金に関する情報や海外の大学主催のイベントなど）。
SJRでは100%の学生が世界のトップ大学へ進学し、97～98%の学生が第一希望の大学・プログラムに合格しています。
アドバイザリープログラム
学生10～12人に１人のアドバイザーがつくアドバイザリーグループが１年ごとに組織され、安全で思いやりのあるコミュニティが育まれます。グループは、アドバイザリークラスとして週に１回集まります。
House Rallies
学生は４つのハウス（Hamber, Richardson, Waudby and Young House）のいずれかに所属し、一年を通して競い合います。
スポーツチーム – Athletics
SJRでは、健康的で活動的なライフスタイルの一環として、運動を取り入れることを推進しています。幼稚園から12年生までの60以上のアスレチック・クラブおよび競技スポーツチームが運営されており、競技レベルのチームは地方大会や全国大会にも出場しています。
競技チーム（すべての競技に男女それぞれの代表チームあり）
秋シーズン
- バレーボール
- ホッケー
- サッカー
- クロスカントリー
- ゴルフ
冬シーズン
- バスケットボール
- アイスホッケー
Evolution Hockey（ホッケーカナダ認可の専門家チーム）と提携し、全学年向けのホッケースキルプログラムを提供 - インドアサッカー
- インドア陸上競技
春シーズン
- アルティメット（男女チームおよび男女混合チーム）
- バドミントン
- ラグビー
- サッカー
- 陸上競技
アスレチック・クラブ（だれでも参加可）
秋シーズン
- バドミントン
- 卓球
- アルティメット
- アドバンスド・アルティメットトレーニング
- 陸上競技トレーニング
- フィットネストレーニング
冬シーズン
- クロスカントリースキー
- バドミントン
- Fernie Ski Trip（スキー旅行）
- アドバンスド・アルティメットトレーニング
- フィットネストレーニング
春シーズン
- バドミントン
- Wilderness Canoe Trip（カヌー旅行）
- フィットネストレーニング
フィットネスセンター
ライリー・フィットネス・センター（RFC）は、すべてのシニアの学生（９～12年生）が授業前、授業中、放課後、および週末に利用できる最先端のフィットネスセンターです。正式なオリエンテーション／トレーニングセッションの後、十分に監督された安全な環境で、すべての機器を自由に使用できます。 フィットネスセンターのスタッフは、個別のトレーニングプログラムを組むなどのサポートも行います。
課外活動 - Co-Curriculars
SJRでは、教室の外のクラブやアクティビティを通して、学業、芸術、運動、文化、社会、慈善活動、その他の興味を追求することが積極的に奨励されています。また、それらの成果の発表また活用の場として、毎年恒例のロック・ショー、ファッションショー、コーヒーハウス・ミュージカル・イブニング、ロボット工学コンテスト、数学コンテスト、イヤーブック、クリエイティブ・ライティングなどの機会が提供されます。
ボランティアと慈善活動 – Volunteering and Philanthropy
SJRの高校生は、地元のコミュニティから遠方の地域にまで変化をもたらすため、積極的に取り組みます。地元の学校での学生指導ボランティア、地元のチャリティ組織のための募金活動のほか、各国への奉仕旅行の機会があります。毎年３月の休暇中には、ドミニカ共和国への孤児院支援旅行が計画されます。
課外活動の例
Community Service, Green Team, Major Production, Multicultural, Toast Masters, Youth in Philanthropy
Creative Writing, Debate Club, Duke of Edinburgh, Leadership Program, Round Square, Student Government, Student Publications, Yearbook
Art Journaling, Dance, Film, Hip-Hop Music, Rock Show, Robotics, Theatre
Badminton, Basketball, Cross-country, Ice Hockey, Nordic Skiing, Rugby, Soccer, Track and Field, Ultimate Frisbee, Volleyball
滞在方法 – Accommodation
学生寮
学生寮の受け入れ人数は平均15名ととても少なく、およそ900名の学生の２％未満です。マニトバ州内または他州から寮を選ぶ学生もいるため、留学生の割合はさらに少なくなります。 レジデンス・スタッフと寄宿生の比率は１:４で、健やかな家庭的な環境を提供します。
寄宿生のインタビュー動画をご覧ください。
費用 – Fee
2024年度
寄宿留学生（８- 12年生）
授業料 75,500 カナダドル
＊授業料には寮費、食費（昼食を含む）を含む
追加料金
教材、個人用デバイス、制服やチームユニフォームなど、プログラム関連（プログラム登録料や楽器レンタル料など）、トーナメントや演奏旅行、オプションアクティビティ、卒業アルバムなどの料金
予め知っておいていただきたい事
注意：上記の留学費用の支払いは、支払い時のカナダドルのレートに合わせて日本円の支払い額が変化します。例えば、20,000ドルの費用支払いの場合、1ドル80円の時と、1ドル90円の時では、日本円で200,000円の大きな違いが出てきます。見積もり時と支払い時で支払い額に差が出ることをご理解ご了承ください。
出願書類など
出願はオンラインで行います（申請料 125カナダドル）。
必要書類を送付した後、オンラインでの試験と面接（学生は校長と、保護者は担当ディレクターとの面接）が行われます。
必要書類と入学要件
- 出生証明書
- 教師による推薦状 １通
- 通知表（過去２年分、および、申請時の学年の12月または１月時点の成績表）
＊全体平均が 80 %であること (特に数学と英語)
＊中級レベルの英語力をもつこと
リソース – Resource
今回の記事を作成する際に、参考にした情報源をご案内します（英語）。
興味のある方、最新情報を確認したい方は是非、参考にしてみてください。
CAISウェブサイトのSJR紹介ページ
https://www.boardingschools.ca/find-a-school/st-johns-ravenscourt-school
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