結論:アッパーカナダ教育委員会(UCDSB)には、私立フルフォードアカデミーの学生寮に住みながら公立校に通える「Dorm Stay」があります。公立校の学費で、私立寮の手厚いサポート(24時間監督・シェフの食事)が受けられる、ホームステイと全寮制の“中間”にあたる選択肢です。
「寮で暮らしたい。でも私立の全寮制(年1,000万円規模)は高すぎる」「ホームステイより、もう少し構造のある生活をさせたい」――そんなご家庭に向く選択肢です。東オンタリオ(モントリオールとトロントの中間)にあるアッパーカナダ教育委員会が、私立フルフォードアカデミーと組んで提供しています。
私たちは2026年6月の現地視察で、フルフォードアカデミーを実際に訪れました。このページでは、見てきたことと、最新(2026-27年度)の費用・対象校を、正直にお伝えします。
Dorm Stayプログラムとは ―― 公立校 × 私立寮
結論:UCDSBの留学生(Grade 8〜12)が、フルフォードアカデミーの寮で暮らしながら、North Grenville District High School などの公立校に通う仕組みです。
カナダの公立留学はホームステイが一般的で、学生寮を持つ公立はごく少数です。このDorm Stayは、その数少ない例外。滞在は私立フルフォードの寮、通学は公立校という組み合わせで、「公立の学費」と「私立寮の手厚さ」を両立させています。空きには限りがあり、人気の高いプログラムです。
現地を視察してきました(2026年6月)
結論:私たちは2026年6月のオタワ・東オンタリオ視察で、フルフォードアカデミーの寮を実際に訪れました。









机の上の情報ではなく、実際に建物を歩き、スタッフと話して確かめた印象をお伝えできるのが、私たちの強みです。
フルフォードの寮生活(Residential Life)
結論:少人数で、24時間体制のスタッフが見守る寮生活です。平日は毎日スタディホール、シェフが作る食事、週末はアクティビティがあります。
- 24時間の監督体制。 専門スタッフが常時サポートし、安全・健康・生活面を見守ります。
- シェフの食事。 専属のシェフとスタッフが調理。学校がある日は朝・昼・夕、週末はブランチと夕食が提供されます。
- 週末のアクティビティ。 近隣の都市への文化・買い物・スポーツ観戦などの遠出も。
「小さく、安全で、面倒見のよいコミュニティ」を掲げており、ホームステイとは違う“構造のある生活”が、この寮の特徴です。
フルフォードの寮から通える公立校
結論:フルフォードの寮から通える公立校には、たとえば次の学校があります(“どこが良い”ではなく、選択肢の例としてご紹介します)。
- North Grenville District High School(UCDSB/公立・ケンプトビル) … このDorm Stayの対象校。上級生が新入生の学校適応を支える「Link Crew」制度があり、初めての留学・内気なお子さんの最初の一歩に向きます。
- St. Michael Catholic High School(CDSBEO/カトリック・ケンプトビル) … 同じフルフォードの寮から通えるカトリック系の選択肢。単位になるアウトドア教育「E4」や、医療・福祉分野のSHSM(専門プログラム)が特徴で、制服があります。※カトリック教育委員会(CDSBEO)のため費用は別途で、当面はUCDSBに準じます(最新を確認中)。
どちらが合うかは、お子さんの性質や希望によって変わります。私たちは特定の学校に送り込むことを目的にしていません。その子に合う場所を一緒に探すお手伝いをしています。
費用(2026-27年度・UCDSB公式)
結論:授業料+寮+保険で、年 約43,650ドル(≒約524万円)。全寮制(約720〜1,130万円)の半分以下です。
| 項目 | 年間(2026-27) |
|---|---|
| 授業料(AYP) | CAD 15,800 |
| 寮(シェフの食事・24時間監督・後見人込み) | CAD 27,000 |
| 保険 | CAD 850 |
| 合計の目安 | CAD 43,650 ≒ 約524万円 |
- 別途、返金されるデポジット:寮セキュリティ CAD 2,000/破損 CAD 500
- 状況により:OSSD卒業手数料 CAD 500/成績証明 CAD 200
※1カナダドル=120円で換算した目安です。実際の支払額は送金時のレートで変わります。
同じ「寮で暮らす」でも、私立全寮制とは費用の桁が違います。比べたい方は、全寮制の費用(/canada-boarding-cost/)もご覧ください。
どんな子に向いているか ―― 「気質」より「行動」
結論:自立した生活リズムを作れる子、人の輪に入っていける子に向きますが、内気な子でも大丈夫です。
内気な性格そのものを、無理に変える必要はありません。大切なのは、朝に一言挨拶する、困ったら聞いてみる、といった小さな行動で、これは性格と関係なく身につきます。
このプログラムは、24時間の監督と毎日のスタディホールという“構造”があり、さらに通学先のNorth GrenvilleにはLink Crew(上級生メンター)もあります。初めての留学で不安が大きいお子さんを、仕組みで支えやすい環境だと言えます。
知っておきたい点(枠・長期休暇・後見人)
結論:人気で枠が限られるため、早めの相談が安心です。長期休暇中の滞在や後見人についても、事前に確認しておきましょう。
- 枠が限られる。 競争率が高く、空きには限りがあります。検討するなら早めに動くのが安心です。
- 長期休暇中の滞在。 寮が休暇中に閉まる場合は、その間の過ごし方(一時帰国など)を別に考える必要があります。
- 後見人(カストディアン)。 未成年の留学には後見人の手配が必要です(このプログラムでは寮側のサポートに含まれます)。
まとめ:公立の学費で、私立寮の手厚さ
ホームステイと全寮制の“間”を探しているご家庭にとって、このDorm Stayは数少ない現実的な選択肢です。公立校の学費で、24時間の監督・シェフの食事・毎日の自習という、私立寮の手厚いサポートが受けられます。
ただし、枠の少なさや長期休暇など、知っておくべき点もあります。お子さんの性質と費用の両面から、合う形を一緒に整理してみませんか。
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