円安で留学費が20%増し。それでも今、カナダに送り出す親の「正しい計算」

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あるお母さんとの会話から、気づいたこと

「水谷さん、円安ってなんか得なことないんですか?!」

カウンセリング中に、あるお母さんにそう聞かれました。「本当ですね!何か1つくらい得なことが欲しいですよね!」と2人で笑っていましたが、これ、実はすごくいい質問で——「でもあるんですよ、一つだけ」と答えました。

コロナ前は1カナダドル=約100〜105円台で計算できていたのが、今は120円まで上がってきています。20%近い値上がり。留学費用にそのまま乗ってきます。さらにカナダ国内のインフレも重なって、ダブルパンチです。

でも、です。

円安を「得する側」に回る方法が、一つだけあります。


円安は「損」なのか、「現実」なのか

まず、少し冷静に考えてみてください。

円安は、留学費用だけを押し上げているのではありません。あなたのお子さんが社会人になる10年後、20年後の日本経済全体のことを示唆しています。

先日、日本円が「世界で最も購買力の低い通貨のひとつ」というニュースが流れました。大げさな話ではなく、日本の実質賃金は長らく下がり続け、他国と比較した物価・生活水準の相対的な低下は、数字として現れてきています。

つまり円安は「今だけの為替の問題」ではなく、日本経済の構造的な変化のサインかもしれない。

そう考えると、「円安だから留学は損」という計算式は、少し違って見えてきませんか。


外貨を稼げる人間になることの意味

ここで、私がカウンセリング中にふと思ったことをお伝えしたいと思います。

かつてアメリカ人の間で「デジタルノマド」と呼ばれる働き方が流行しました。アメリカの企業でリモートで働きながら、物価の安いタイやバリ島に住む。ドルの給料で、低コストの生活を享受するというスタイルです。

今、それが日本に来ています。

外国人が「物価の安い日本」で生活しながら、自国の通貨で稼ぐ。それが成立する時代になってしまっています。

これを嘆くことはできます。でも私が思ったのは——

「ならば、自分の子供を”外貨を稼げる側”に育てることができたら?」

英語が使える。海外の企業で働ける。海外向けにビジネスができる。外貨で報酬を受け取れる。

そういう能力を持った人間にとって、円安は「脅威」ではなく「追い風」になります。


留学の本当の目的を、もう一段深く考える

カナダへの高校留学を考える多くのご家庭は、こんな理由をあげます。

  • 英語力をつけさせたい
  • グローバルな視野を持たせたい
  • 海外の大学に進学させたい

どれも正しい動機です。でも私は、その一段奥にある「なぜ」を一緒に考えることが多いんです。

英語力をつけて、何をしたいのか。グローバルな視野を持って、どう生きてほしいのか。海外大学に進学して、どんな人生を歩んでほしいのか。

そこまで考えると、**「外貨を稼げる人材になる」**というのは、留学の目的として実はとても具体的で、現実的な答えのひとつになります。

AI時代と言われる今、あらゆる国境が消えつつあります。日本語しか話せない、日本市場にしかアクセスできない人材、もっと具体的に言うと、日本語の上司の下でしか働けない、日本語の部下しか管理できない人材と、英語で世界に出ていける人材、英語でリーダーシップを取れる人材では、10年後・20年後の選択肢の広さがまるで違う。


「高い」のではなく、「価値の高い投資」かどうかを問う

留学費用が上がったのは事実です。でも、比較するべきは「コロナ前の留学費用」ではなく、**「その投資が子供の将来にどれだけのリターンをもたらすか」**です。

たとえば、こんな未来を思い描いてみてください。

20代前半で海外の企業に就職し、カナダドルやアメリカドルで給与をもらいながら、日本に住む。または、海外の顧客を相手にビジネスをして、外貨で売上を立てる。

円安が進めば進むほど、そういう人間の実質的な豊かさは上がっていく。

高校留学でカナダに3年間いた子供が、10年後にそういう生き方を選べたとしたら——留学費用は「高い買い物」だったでしょうか。

私には、そうは思えません。


親としての決断が、子供の「選択できる人生」を作る

もうひとつ、正直にお伝えしたいことがあります。

カナダ留学は、決して安い買い物ではありません。円安の今、なおさらそうです。だからこそ、私たちキャタリストカナダは日本最安水準の手数料(約99,000円)で、全カナダの学校に対応できる体制をとっています。どこよりも安く、どこよりも誠実に。それが私たちの出発点です。

でも費用以上に伝えたいのは——

お子さんが「将来、選択できる人生を生きられるかどうか」の分岐点が、今のこの時期にあるということです。

高校時代に1〜3年をカナダで過ごした経験が、その子の英語力だけでなく、世界への感覚、外で働くことへの心理的ハードル、自分の可能性への認識を、根本から変えます。

円安を嘆くより、その波に乗れる人間を育てる。

それが、今この時代の「親の正しい計算」ではないかと、私は思っています。


まとめ

  • 円安+カナダ物価高で留学費用は確かに上がっている
  • でも円安は「今だけの問題」ではなく、日本経済の構造変化のサイン
  • 外貨を稼げるスキル・英語力は、円安時代の最強の「資産」になりえる
  • 留学費用は「コスト」ではなく「投資」として見るべき
  • 大切なのは「高いか安いか」ではなく「その投資が子供の人生に何をもたらすか」

カナダ高校留学について、一緒に考えてみませんか。
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著者:水谷通孝(株式会社キャタリストカナダ 代表)
ウィニペグ在住。3人の子がカナダの学校に通う現役の留学保護者。21歳でカナダに渡って以来、カナダと日本の架け橋を作り続けて20年以上。

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この記事を書いた人

カナダ・ウィニペグ在住。株式会社キャタリストカナダ代表。1998年、英語ゼロでカナダへワーキングホリデー渡航。2004年、28歳で仕事を辞め妻とともにハリファックスへ語学留学。英語教師資格CELTA取得・TOEIC935点。2007年創業以来、カナダ高校留学・語学留学・サマーキャンプの支援を続けています。自身の3人の子どもたちもカナダの学校に通っています。現地在住だからこそ伝えられるリアルな情報を、保護者・学生・社会人の皆さんにお届けします。

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