カナダの高校に通う高校生からのリアルな相談と5つの対策方法
カナダの高校に通う留学生から以下のような相談を頂きました。
「 友達と話しているときになんとなく言っていることはわかるのですが、返事を返すことができません。そこで会話が終わってしまいます。どうしたらいいですか?」
すごくわかります。私もそうでした。英語が出来なかった頃、カナダ人の友達や同じ留学生の友達にパーティーに誘われて行っても、会話スピードにも、使われる単語やフレーズのレベルにもついていけず。。。時々、急に質問されて、焦りまくったことが何度もあります。苦笑。
でも今の私が、アドバイス出来ることは・・・
まず相手からの質問がわからない時はきちんと聞き返そう。これは大切なスキルです。相手の言っていることがわからないのに返事をするのは、英語が出来る人にも出来ないし、それでは勉強にならないです。それに、表向きだけで分かったふりをして頷いたり、曖昧な返事をしている方が、信頼関係を築く妨げになります。その場しのぎはダメ。
こんな場面で知っておいて欲しい5つのことをご紹介します。各項目に例文を1つにしています。まずはこの言い方を覚えましょう。
1. Ask For Clarification - 明確さを求める(もうちょっと詳しく教えて)
I am not sure I understand. Could you explain that a bit more?
もう少し説明してもらいましょう。
2. Rephrase the question 質問を言い換える
Are you asking about [ トピック ] ?
「◯◯について聞いています?」
どんな質問かを確認できて、相手が違う言い方をしてくれる場合がほとんど。実はとても役立ちます。
3. Admit Uncertainty Politely - わからないことを丁寧に伝える。
I am sorry, I am not sure I follow. Can you rephrase that?
正直なことは大事。最初にも書きましたがわからないことをわからないと伝えても良い。もしそれで嫌な顔をしたり、もういいわ、なんていう相手なら、あなたの友達には相応しくないくらいに思っておきましょう。
4. Request More Context: 具体例を尋ねる
Can you give me an example?
例を出してもらえるともっとわかる可能性が上がるでしょう。
5. Buy time to think - 考える時間をもらう
That's an interesting question. Let me think about it for a moment.
これは誤魔化しではなくて、本当に時間をもらって考えたい時に使おう。
英語以上に伝わるのが人格
このように、会話を続けるためのフレーズや文章を覚えておくことはとても大切です。あなたはひょっとしたら、自分が英語が出来ない側、質問が理解出来ていない側で、自分が悪いと感じてしまうかも知れないが、そんなことはない。相手を理解しようとする気持ちと姿勢が大事。
コミュニケーションは言語だけではなく、顔の表情やジェスチャーなどであなたが一生懸命にその人の質問に答えようとしている姿勢は伝わる。
その逆で、外国から英語を学ぶために、カナダにやってきて、同じ学校に通っているあなたに対して、どれだけ丁寧に話をしてくるかによって、その相手の人格もわかるということです。
そのお友達がとても良い子で、あなたと同じように、あなたに何かを一生懸命伝えてくれようとする良い子なら、「その子と友達になって、たくさんお喋りできるようになりたい!」というのも、英語力を伸ばしたいというモチベーションに繋がりますよね。
高校生だって、留学生だって、現地のネイティブスピーカーの学生だって、社会人だって、大人だって、みんな新しく友達が出来ることは嬉しいこと。人と仲良くなれることは誰だって嬉しい。
それを信じて、勇気を出してたくさん英語を話してみてください!