結論から言います。 カナダ留学には、教育委員会にもホームステイ会社にも払わない、けれど現地で確実に発生しうる追加費用があります。しかもそれは、親として「ノー」と言いにくい性質のお金です。
理由がポジティブだからです。子どもが、海外でやりたいことを見つけた。 応援したいに決まっています。
大きく2種類あります。
- お子さんが始めたいと言い出す習い事・スポーツ(アイスホッケー、スキーなど)
- 学校の留学プログラムに用意されているアクティビティ(宿泊旅行など)
金額の目安は、1回で1,000〜2,500ドル(日本円でおよそ10万〜30万円)。
こんにちは。キャタリストカナダの水谷です。カナダ専門の留学エージェントを始めて、今年で20年になります(2006年創業)。現在はカナダ・マニトバ州ウィニペグ在住。3人の子どもがカナダの現地校に通っています。
今回の記事は、シリーズ「見積書に載ってこない留学費用」の第3回です。
1. 子どもが「やりたい」と言い出す
例えば、アイスホッケー
カナダですから、極端な話、こういうことが起きます。
友達に誘われて、ちょっとやってみた。ホッケーがすごく楽しい。
アイスホッケーはカナダの冬の国技です。人気があります。そして——とてもお金のかかるスポーツです。
- ギア一式(防具、スティック、スケート靴 …)
- アイスタイム(チームでスケートリンクを借りる時間帯の費用)
これらが積み重なっていきます。
(正直に付け加えると、カナダでアイスホッケーをやっている子達は、物心の付いた3歳から5歳から始めています。高校から入っていくのは、実際にはなかなか難しいかもしれません。あくまで「そういうことが起こりうる」という例として聞いてください。)
スキー、スノーボード
もっと現実的なのはスキーです。
「やってみたらすごく楽しいから、年パスを買ってほしい」
カナダのスキー場の年パスは、600〜700ドル。さらに「板を買ってほしい」「ブーツを買ってほしい」となると、結構な額になります。
それでも応援したくなる
でも、「友達と毎週行けるから」「仲のいい友達がやっているから」と言われたら。
応援したいという気持ちが、親にはあると思うのです。
だから、これは出す・出さないの問題ではありません。 そういうことが起こりうる、ということを、事前にお伝えしておきたいのです。
急に「あれをやりたいから、お父さんお母さん、お願い」と言われて、1,000ドル、2,000ドルという数字が出てきたら——やはり戸惑ってしまうと思うので。
2. 学校の留学プログラムにある宿泊旅行
習い事だけではありません。
公立の高校で特に多いのですが、留学生を受け入れているプログラムは、いろいろなアクティビティを用意しています。 その中に、宿泊旅行があるのです。
例:年1回のニューヨーク旅行
オンタリオ州の、小さな町がいくつも集まってできている教育委員会での例です。
年に1回、留学生を集めてニューヨークに行く旅行があります。希望者を募って、みんなで行く。
先日、私がその教育委員会に視察に行ったとき、日本の子たちに聞いてみました。返ってきたのは、「めちゃくちゃ楽しかったです!」という言葉でした。
留学中に仲良しの留学生のお友達とニューヨークに行く。それは、確かにすごく楽しいと思います。
費用
ただし、費用は——3泊4日で、全部込みで2,000〜2,500ドルくらい。
日本円にすると、20万〜30万円になるかもしれません。
これは、結構な出費です。
3. どうすればいいか
パンフレットを見ておく
留学される教育委員会のパンフレットや資料には、こうしたアクティビティが書いてあります。
「これ、もし子どもが行きたいと言ったら、いくらかかるんだろう」——それを、出発前に一度見ておいてください。
最初から見込んで準備する
繰り返しになりますが、出したい・出したくないという話ではありません。
親としては、最初からある程度見込んで、準備しておきたい。 私も親ですから、そう思います。
急に言われて驚くのと、「そういうこともあると聞いていた」とでは、判断のしやすさがまったく違います。
よくある質問(FAQ)
Q. カナダ留学で、見積書以外にどんな費用がかかりますか? A. 現地で始める習い事・スポーツ(アイスホッケー、スキーなど)と、学校の留学プログラムが用意するアクティビティ(宿泊旅行など)です。1回で1,000〜2,500ドル程度になることがあります。
Q. アイスホッケーはいくらかかりますか? A. ギア一式に加えて、チームでリンクを借りる「アイスタイム」の費用がかかります。カナダでも「お金のかかるスポーツ」と認識されています。
Q. カナダのスキー場の年パスはいくらですか? A. 600〜700ドル程度です。板やブーツを揃えると、さらに費用がかかります。
Q. 学校の宿泊旅行はいくらですか? A. 例として、オンタリオ州のある教育委員会が実施する年1回のニューヨーク旅行は、3泊4日・全部込みで2,000〜2,500ドル(日本円で20万〜30万円程度)です。
Q. 事前に知る方法はありますか? A. 教育委員会のパンフレットや資料に記載があります。留学先が決まっていれば、私たちのほうでもお調べしてお伝えできます。
まとめ
- カナダ留学には、見積書に載らない追加費用がある
- 性質上、親として**「ノー」と言いにくい**(理由がポジティブだから)
- ①習い事・スポーツ:アイスホッケーのギアとアイスタイム、スキーの年パス600〜700ドル
- ②学校の宿泊旅行:例として、ニューヨーク旅行が3泊4日で2,000〜2,500ドル(20万〜30万円)
- 出す・出さないの問題ではない。 急に言われて戸惑わないよう、最初から見込んでおく
- 教育委員会のパンフレットに書いてあります。出発前に一度目を通してください
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シリーズ「見積書に載ってこない留学費用」
- ①ホームステイの食費
- ②交通費
- ③親が「ノー」と言いにくい追加費用(この記事)
- ④⑤ 順次公開
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