英語学習 成長のために伝えたいこと

カナダ高校留学で「もう日本に帰りたい」と思っているあなたへ

水谷通孝

カナダ・ウィニペグ在住。カナダ高校留学エージェントとして20年以上の実績を持ち、自身の3人の子どもたちもカナダの学校に通っています。現地在住の立場から、費用・学校・生活の最新情報を直接お伝えします。

まず、深呼吸してください。

スマホを持ったまま、ベッドの上で読んでいるかもしれない。夜中に一人で検索しているかもしれない。そういう状況でこの記事にたどり着いたなら、今あなたは少し追い詰められているのだと思います。

落ち着いてください。

あなたがおかしいわけじゃない。弱いわけじゃない。


「帰りたい」は、ほぼ全員が通る

カナダ高校留学に来た学生で、一度も「帰りたい」と思わなかった人は、ほとんどいません。

英語が聞き取れない。授業についていけない。ホストファミリーとの会話が続かない。友達ができない。日本の友達はみんな楽しそうなのに、自分だけ取り残されているような気がする。

そういう気持ちが重なって、ある夜ふと「もう帰りたい」と思う。

それは留学の失敗じゃない。それは留学の、ど真ん中にいるということです。

ホームシックは、みんな少しずつ誤魔化しながら、気づいたら乗り越えていくものです。


どんな物語の主人公も、困難に立ち向かう

あなたが好きな映画でも、マンガでも、ゲームでも、主人公は必ず困難にぶつかります。

順調に進んで、何も辛いことがなくて、そのまま終わる物語は存在しません。主人公が追い詰められて、それでも前に進もうとするから、物語は面白くなる。読んでいる人の心が動く。

あなたの留学も、同じです。

大事なのは、困難があることじゃない。負けそうになることじゃない。

大事なのは、その困難とどう向き合うか、です。

なぜなら、人生は困難の連続だからです。カナダにいても、日本に帰っても、どこにいても、困難はなくなりません。そして、困難の先にしか、成長はありません。


一つの英語の言葉を贈ります

私がずっと好きな言葉があります。

"If you live hard days, your life gets easier.
But if you live easy days, your life gets harder."

ハードな日々を過ごしていると、人生はイージーになる。でも、イージーな日々を過ごしていると、人生はハードになる。

今、あなたはハードな日々の中にいます。

でもそれは、あなたの人生が、確実に、イージー になっていくということです。

乗り越えた困難の大きさが、そのままあなたの力になるからです。


面白い実験をしてみてほしい

ここで少し、面白いことを試してみてください。

あなたの中には、2つの自分がいます。

一人は**「裁判官(Judge)」。もう一人は「科学者(Scientist)」**です。

裁判官の目で見ると

人は何か辛いことが起きると、裁判官の目で自分を裁いてしまいます。

「また失敗した」「私はダメだ」「やっぱり自分には無理だった」「この留学は失敗だ」——。

裁判官はすぐに判決を下します。良い・悪い、成功・失敗、白・黒。その判決は早くて、厳しくて、自分を追い詰めます。

今あなたが感じている「帰りたい」という気持ちの裏に、この裁判官の声が聞こえていませんか?

科学者の目で見ると

科学者は違います。科学者は裁かない。ただ、観察します。

「私はこういう状況のとき、こういう気持ちになるんだな」 「ホストファミリーとうまく話せないとき、私は部屋に引きこもる傾向があるんだな」 「英語が聞き取れないとき、私は焦って余計にわからなくなるんだな」

裁かない。責めない。ただ、興味を持って自分を観察する。

そして科学者はこう問いかけます。「ここを少し変えたら、どうなるだろう?」


自分を科学者の目で観察してみる

今夜、試してみてください。

「帰りたい」と思っている自分を、裁判官ではなく科学者として見てみる。

  • 今日、どんなことがあって、私はこの気持ちになったのか?
  • どのタイミングで一番つらくなったか?
  • 逆に、今日少しだけ楽だった瞬間はあったか?

答えが出なくてもいい。「わからない」でもいい。ただ、自分に興味を持って観察してみてください。

裁判官として「私はダメだ」と結論を出す代わりに、科学者として「私はこういう人間なんだな」と発見していく。

その小さな視点の転換が、今夜の気持ちを少し楽にしてくれるかもしれません。


今すぐ決断しなくていい

「帰るか、残るか」を今夜決める必要はありません。

追い詰められた状態で下した決断は、後から後悔することが多い。

まず科学者の目で、「私は本当に環境を変えるべきなのか?」を冷静に分析してみてください。裁判官の「もうダメだ」という感情的な判決ではなく、科学者の「今の状況を客観的に見たらどうか?」という視点で。

それができたとき、あなたはもう大丈夫です。

一人で抱えているなら、誰かに話してください。キャタリストカナダのジョニー先生でも、水谷でも構いません。話すだけで、気持ちが整理されることがあります。

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気持ちが少し落ち着いたら、留学を充実させるための習慣について書いたこの記事も読んでみてください。

あなたの留学の失敗と成功を分けるもの


保護者の方へ

この記事は留学中の学生本人に向けて書きました。お子さんが「帰りたい」と言い出したとき、直接言葉で説得するより、そっとこの記事を共有してもらえれば。

20年のエージェントの経験が、少しでも留学生と保護者の皆さんの気持ちを軽くできれば嬉しいです。

カナダ高校留学の「失敗」と「途中帰国」について、保護者向けにまとめた記事もあります。

カナダ高校留学で失敗する人・しない人──途中帰国の原因・割合・対策を正直に話します

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カナダ・ウィニペグ在住。カナダ高校留学エージェントとして20年以上の実績を持ち、自身の3人の子どもたちもカナダの学校に通っています。現地在住の立場から、費用・学校・生活の最新情報を直接お伝えします。

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