アルバータ州(アルバータ)高校留学【完全ガイド】― 地域・学校・費用の選び方

水谷通孝

カナダ在住・カナダ高校留学エージェント歴20年(2006年創業)。2025年にカナダへ移住し、自身の子どもたちもカナダの学校に通っています。現地在住の立場から、費用・学校・生活の最新情報を直接お伝えします。

こんにちは。キャタリストカナダの水谷です。

先に結論をお伝えします。アルバータ州は、四季がはっきりした大自然(ロッキー山脈)と、カルガリー・エドモントンという活気ある都市を併せ持ち、そして日本人が比較的少なく英語に浸りやすい、留学先として大きな魅力のある州です。 BC州(西海岸)とはまた違う、「カナダらしい四季とスケールの大きな自然の中で学べる」のがアルバータです。ただ、広い州なので「どの地域・どの学校を選ぶか」で迷いやすいのも事実。

このページは、アルバータ州のどこを・どう選ぶかを整理する“地図”です。地域・学校タイプ・費用・教育制度を、それぞれの詳しいページへご案内します。私たちは特定の学校を売り込みません。お子さんに合う環境を、一緒に探すための入口としてお使いください。

▶ 西海岸のBC州と迷っている方は、BC州 高校留学の完全ガイドとも見比べてください。カナダ全体の地域の選び方はカナダ高校留学は「地域」で選ぶへ。

まず押さえる:アルバータ州の教育制度と費用

学校選びの前に、土台を押さえておくと迷いが減ります。

アルバータ州の高校の仕組み、必要単位(卒業に必要な単位数)、そして州独自のディプロマ試験については「アルバータ州 教育制度・卒業要件」で解説しています。BC州とは卒業要件が異なるので、アルバータを検討するならここは必ず押さえてください。

このディプロマ試験は、最終成績の30%を占めます。校内評価が70%、州試験が30%という配分で、全国的にも州試験の比重が大きい州です。しかも大学進学を目指す場合、英語・数学・社会・理科で最大6科目を受験することになります。

私自身、マニトバ州で同様の州統一試験(Grade 12の英語)を、現地の高校生と同じ日に受けてきました。留学生が何を通ることになるのか、実体験としてお話しできます。

12年生の英語を、49歳の私が受けてきた記録
州によって成績の付き方はどう違うのか(統一試験の有無と比重)

費用の全体像は「カナダ高校留学の費用 完全ガイド」で。費用を抑えたい方は「費用が安い留学先」も参考になります。

地域から選ぶ(アルバータ州の中でどこにするか)

アルバータは広く、地域によって雰囲気が大きく違います。お子さんの性格や過ごし方に合わせて選びましょう。

カルガリー(州最大都市・都市圏) アルバータ最大の都市。都市の便利さと、車で行けるロッキー山脈の自然を両立できます。公立のカルガリー教育委員会に加え、公費で運営されるカルガリー・カソリック教育区という選択肢があるのもアルバータの特徴です。近郊には、カナダでも数少ない留学生向けに学生寮を運営する、ストラスモア、ドラムヘラー、スリーヒルをカバーするゴールデンヒルズ教育区があります。

エドモントン(州都) アルバータの州都で、大学や文化施設が充実した都市。公立のエドモントン公立学校エドモントン・カソリックがあります。周辺エリアには、カムローズ方面のバトルリバー教育区、西部・山寄りのグランデイエローヘッド公立学校も。

レッドディア(州中部) カルガリーとエドモントンのちょうど中間にある、ほどよい規模の街。キャタリストが長年、多くの留学生を送り出してきた実績の厚い地域です。都会すぎず田舎すぎず、落ち着いて学べます。公立のレッドディア公立学校と、レッドディア・カソリック教育区があります。

ロッキー山麓・自然エリア 3000m級の山々に抱かれた、カナダらしい大自然の中での留学。夏は登山・カヤック、冬はスキー・スノーボードと、一年を通してアウトドアが楽しめます。カンモア/バンフ方面のカナディアンロッキーズ公立学校、南西の山麓リビングストン・レンジ教育区など。エリアの全体像は「ロッキー山脈付近の教育委員会」へ。

アルバータ南部(レスブリッジ・メディシンハット など) より小さく落ち着いた町で、日本人が少なく英語に浸りやすい環境。レスブリッジ公立学校メディシンハット公立学校メディシンハット・カソリック、南部を広くカバーするホーリースピリット・カソリック教育区プレーリー・ローズ教育区ホライゾン教育区パリザー教育区 などがあります。小さな町の選び方は『日本人が少ないところ』の選び方も参考に。

学校タイプから選ぶ

公立高校(学区プログラム):州全体の公立の探し方は「カナダ公立高校一覧(州別)」。

カソリック学区(アルバータならではの選択肢):アルバータでは、カソリック系の教育委員会も公費で運営され、留学生を受け入れています。宗教を理由に身構える必要はなく、落ち着いた校風・面倒見の良さで選ばれることも多いエリアです。カルガリー・カソリックエドモントン・カソリックレッドディア・カソリックメディシンハット・カソリック、南部のホーリースピリットなど選択肢が豊富です。カソリック校の考え方は「カナダ カソリック 高校留学」もご覧ください。

私立・全寮制(ボーディング):全体像は「全寮制高校一覧」「私立高校」から。上記でも書きましたが、ゴールデンヒルズ教育委員会は、カナダでも少ない公立で留学生向けに学生寮を運営しています。私立よりも費用を抑えた公立の学生寮滞在に興味のある方はチェックしてみてください。

環境・条件で選ぶ(後悔しないための判断軸)

地域や学校の“スペック”だけでなく、お子さんに合うかどうか。ここが最も大切です。

なぜキャタリストはアルバータ州に強いのか

私たちはアルバータ州、とくにレッドディアをはじめとする州中部の学区や、カソリック学区に、長年にわたり多くの留学生を送り出してきました。現地校の視察、学区担当者との直接のやり取り、そして現地在住の立場から見た「その町の空気」まで、机上の情報ではない一次情報をもとにご案内できます。だからこそ、「有名だから」ではなく「この子に合うから」で地域と学校を選べます。

まとめ

アルバータ州は、四季と大自然、都市の利便性、そして日本人が少なめの英語環境がそろった州です。教育制度(ディプロマ試験)と費用で土台を押さえ → 地域(カルガリー/エドモントン/レッドディア/ロッキー山麓/南部)で絞り → 学校タイプ(公立・カソリック・私立/全寮制)を選び → 最後に「この子に合うか」で決める。 この順で考えると、失敗が減ります。

どこから手をつければいいか分からない時は、一度ご相談ください。お子さんの性格・過ごし方・ご希望をうかがいながら、アルバータ州の中で合いそうな地域・学校を一緒に整理します。


よくある質問(FAQ)

Q. アルバータ州はどんな地域ですか?気候は? A. カナダ西部の内陸にある州で、四季がはっきりしています。夏は乾燥して過ごしやすく、冬は雪が降りウィンタースポーツが盛んです。カルガリー・エドモントンという都市と、ロッキー山脈の大自然を併せ持つのが魅力です。

Q. アルバータ州は日本人が少ないですか? A. 日本人はメトロバンクーバーやトロントなど大都市に集中しているため、アルバータは全体に比較的少なめで、英語に浸りやすい傾向があります。特に州中部・南部の中小都市はその傾向が強めです。

Q. カソリック学区とは何ですか?宗教を信仰していなくても大丈夫ですか? A. アルバータでは、カソリック系の教育委員会も公費で運営され、留学生を受け入れています。宗教の信仰は前提ではなく、落ち着いた校風や面倒見の良さで選ばれることも多いです。お子さんに合うかを含めてご相談ください。

Q. アルバータ州の卒業要件はBC州と違いますか? A. はい。カナダは州ごとに教育制度・卒業要件が異なります。アルバータには州独自のディプロマ試験があります。詳しくは「アルバータ州 教育制度・卒業要件」をご覧ください。

Q. スキーやスノーボードはできますか? A. できます。アルバータはロッキー山脈を擁し、世界的に有名なスキーリゾートがあります。ウィンタースポーツを楽しみたいお子さんには特に向いた州です。

Q. アルバータ州で高校を卒業できますか? A. できます。必要な単位やディプロマ試験の詳細は「アルバータ州 教育制度・卒業要件」で解説しています。志望地域が決まったら、制度も一緒に確認しましょう。

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