カナダ高校 ノバスコシア州

ノバスコシア州 中学・高校留学プログラム(NSISP)― カナダ最安級の費用と、選ぶ前に知っておきたい現実

水谷通孝

カナダ在住・カナダ高校留学エージェント歴20年(2006年創業)。2025年にカナダへ移住し、自身の子どもたちもカナダの学校に通っています。現地在住の立場から、費用・学校・生活の最新情報を直接お伝えします。

こんにちは。キャタリストカナダの水谷です。

ノバスコシア州の留学プログラム(NSISP)は、私たちが創業以来もっとも長くお付き合いしてきた留学先のひとつです。そして正直にお伝えすると、カナダで一番費用がお値打ちなプログラムでありながら、私がご案内するときに一番慎重になる留学先でもあります。

この記事では、費用や仕組みといった基本情報に加えて、20年間この仕事をしてきた立場から「決める前に、これだけは知っておいてほしい」ということを正直にお話しします。

目次
  1. 結論 ― 2つの事実をセットで受け取ってください
  2. 私の経験から ― ノバスコシアを選ぶ前に知っておいてほしいこと
  3. ノバスコシアに向いているお子さん・慎重に考えたいお子さん
  4. NSISPから「Gold Standard」の認定をいただきました
  5. NSISPというプログラムについて
  6. 年間費用(2026-2027年度・2027-2028年度)
  7. 留学生向けの2つのサポート ― Culture Tripsと学生大使
  8. 卒業後の大きな特典 ― ただし、順番を間違えないでください
  9. 出願スケジュール ― 2027年9月入学を目指す場合
  10. 入学手続きに必要な書類
  11. よくあるご質問
  12. おわりに ― 安いから選ぶ、をやめてください

結論 ― 2つの事実をセットで受け取ってください

ノバスコシア州のNSISPを検討するとき、次の2つは必ずセットで理解してください。片方だけを見て決めると、渡航後に必ず苦しくなります。

① 費用はカナダ最安級です。 2026-2027年度の年間費用は、入学金・授業料・ホームステイ・医療保険を合計して22,475カナダドル(10ヶ月)。他州の公立プログラムより年間で数十万円単位で安く、卒業までの複数年留学も現実的な予算に収まります。

② 通う学校も、住む町も、選べません。 希望を出すことはできますが、通りません。州内7つの教育委員会のどこに配置されるかはNSISPが決め、学校とホームステイも配置先の教育委員会が決めます。これはNSISPが公式に定めているルールです。

多くの案内は①だけを大きく書きます。しかし留学の成否を分けるのは、圧倒的に②のほうです。次の章で、この「選べない」が実際に何を意味するのかをお話しします。

私の経験から ― ノバスコシアを選ぶ前に知っておいてほしいこと

ここが、この記事で一番お伝えしたい部分です。

「選べない」の本当の意味は、費用でも学校の質でもありません

「学校を選べない」と聞いたとき、多くの親御さんは「どんな学校になるんだろう」と学校の中身を心配されます。でも、実際に留学生活を左右するのは、どの町に配置されるかのほうです。

そして日本の親御さんが思い描く「田舎」と、カナダの田舎は、まったく別物です。

日本の田舎とカナダの田舎は、決定的に違います

日本で「田舎の学校に通う」といえば、電車で1時間も乗ればある程度の街に出られる、というイメージではないでしょうか。買い物にも、遊びにも、自分の足で行ける。

カナダの小さな町には、電車もバスもありません。完全な車社会です。

そして高校留学生は、車を運転できません。これが何を意味するか。放課後も、週末も、長期休暇も、自分の意思では動けないということです。

日本の高校生なら当たり前にできる「友達と待ち合わせて出かける」「ひとりで買い物に行く」が、そもそも成立しない環境がある。ここを渡航前に理解しているかどうかで、留学生活の受け止め方がまったく変わります。

活動的なお子さんほど、この制約はこたえます。やることがない、どこにも行けない、だんだん部屋にこもるようになる。これは怠けているのではなく、環境がそうさせているのです。

だから、ホストファミリーとの関係が生命線になります

車社会の町では、ホストファミリーとの関係の質が、そのまま留学生活の質になります。

必要なのは「同居できている」というレベルの関係ではありません。日常的に送迎をお願いできる関係。休日を一緒に過ごせる関係。この関係を築けた子は、小さな町でも豊かな1年を過ごします。築けなかった子は、同じ町にいても閉じこもります。

だからノバスコシアを選ぶご家庭には、私はいつも「ホストファミリーとの関係づくりを、勉強と同じくらい大事な課題だと思ってください」とお伝えしています。挨拶をする、手伝いを申し出る、自分から話しかける。当たり前のことのようですが、これができるかどうかで結果が変わる環境なのです。

小さな町の学校には、ESLがないことも珍しくありません

もうひとつ、費用の話の陰に隠れがちな事実があります。

小さな町には、そもそも英語を母語としない生徒が少ないのです。移民も留学生も少ない地域では、ESL(英語サポート)を必要とする生徒がいないため、ESLを開講していない学校も珍しくありません。開講している選択科目の数も、都市部の大規模校に比べれば限られます。

つまり、英語力に不安があるお子さんほど手厚いサポートが必要なのに、配置される可能性のある学校にはそのサポートがないかもしれない、という構造です。

正直にお伝えする、悪循環のパターン

英語力がまだ低く、性格がシャイなお子さんが、車のない小さな町に配置されたとき、何が起きるか。

授業の英語がわからない。ESLもない。質問できない。友達ができない。放課後も週末もどこにも行けない。部屋にこもる。英語に触れる時間が減る。さらにわからなくなる。

——この循環に入ってしまうことがあります。20年見てきて、これがノバスコシアで苦しむ子の典型的なパターンです。

誤解しないでいただきたいのですが、これはノバスコシアが悪いという話ではありません。その環境に合う子が行けば、素晴らしい留学先です。問題は、環境と子どもの相性を確かめないまま、費用の安さだけで決めてしまうことです。

そして最大の落とし穴 ― 「ハリファックスを基準に考える」こと

ノバスコシアを調べると、まず州都であるハリファックスの情報が出てきます。人口40万人規模の州都で、大学が集まり、移民も多く、街としての活気があります。実は私が語学留学をして留学エージェントになるきっかけになったのがハリファックスです。とても良い街ですが、ノバスコシア全体で考えると唯一の都市ともいえます。

ハリファックスの写真や動画をみて、多くの方が無意識にこう考えます。「ノバスコシアって、こういう感じの州なんだな」と。

これが一番危険な誤解です。

ハリファックスは、ノバスコシア州で最大の都市であり、実質的にほぼ唯一の都市と考えたほうが正確です。州の他の地域は、ハリファックスとはまったく違う顔をしています。そして先ほどお伝えしたとおり、どこに配置されるかは選べません。

さらに言えば、ハリファックス地域に配置された場合でも、留学生がバスで気軽にダウンタウンに出られるような場所に住めるケースは、かなり稀です。ホームステイは郊外に広がっているからです。

だから私は、こうお伝えしています。ハリファックスを基準にノバスコシア全体を見てはいけません。 一番静かな環境に配置されても納得して頑張れるか——その基準で判断してください。

一番良くないのは、これを現地に着いてから理解することです

ここまで正直にお話ししてきたのは、ノバスコシアをお勧めしないためではありません。

期待と現実のずれが大きすぎることが、留学が壊れる最大の原因だからです。

「思っていたのと違う」から始まる失望は、英語の壁より、寒さより、はるかに子どもを追い詰めます。逆に、覚悟して行った子は強いのです。同じ小さな町、同じ環境でも、「こういう場所だと聞いていた」という一言があるだけで、受け止め方がまったく変わります。

だからこの記事を、渡航後ではなく、決める前に読んでいただきたいのです。

ノバスコシアに向いているお子さん・慎重に考えたいお子さん

20年の経験から、率直に整理します。

向いているお子さん

  • ある程度の英語力がすでにある(ESLがない学校に配置されても授業についていける土台がある)
  • 自立心が高い(自分で動き、自分で解決しようとする)
  • 適応力がある(環境が想像と違っても、そこに合わせられる)
  • そして何より——「カナダで高校留学できるならどこでもいい。行けと言われた環境を受け入れて、そこで頑張る」と本人が言えること

最後の一つが、実は決定的です。これは強がりではなく、本心からそう言えるかどうか。ここが揃っているお子さんにとって、ノバスコシアは費用対効果が抜群の留学先になります。

慎重に考えたいお子さん

  • 英語力にまだ不安がある
  • 内気で、自分から関係を築いていくのが苦手
  • 活動的で、行動範囲が限られることにストレスを感じやすい
  • 「この学校がいい」「この街がいい」という具体的な希望が強い

このタイプのお子さんの場合、費用は上がっても、学校や地域を選べる他州の教育委員会のほうが結果的にうまくいくことが多いです。年間で数十万円の差が、留学の成否を分けるなら、そちらのほうが安い買い物です。

ご自身のお子さんがどちらなのか、判断に迷われたら無料相談でご一緒に整理しましょう。英語力・性格・適応力・自立心を伺えば、ノバスコシアが合うかどうかは、かなりはっきり見えてきます。

▶ 留学先選び全般の考え方はカナダ高校留学の学校・都市の選び方に、つまずきの実例はカナダ高校留学で失敗する子・しない子にまとめています。

NSISPから「Gold Standard」の認定をいただきました

ここまで正直すぎることを書いてきたので、少しだけ自己紹介をさせてください。

キャタリストカナダは、2026-2027年度のNSISP「Gold Standard」認定エージェントに選ばれました。あわせて、NSISPの優先代理店(Priority Representative)として、弊社経由のお申し込みには他社に先んじて入学枠が確保されています。

なぜこのことをお伝えするかというと、この記事の正直さと、この認定は、同じことの裏表だからです。

私たちは、合わないと思ったお子さんにノバスコシアをお勧めしません。それは長い目で見れば、送り出した生徒が現地でしっかり過ごし、NSISPからも信頼される、ということでもあります。枠を埋めるために誰でも送り込むエージェントに、この関係は築けません。

枠があるからお急ぎください、とは申し上げません。お子さんに合わないと思えば、正直にそう申し上げます。そのうえで「この子ならノバスコシアで伸びる」と判断できたときには、優先枠という形でお役に立てます。ノバスコシアに近い価格帯で高校留学が出来る他の地域もあります。

NSISPというプログラムについて

ここからは、プログラムの基本情報です。

カナダ東海岸のノバスコシア州が運営する「Nova Scotia International Student Program(NSISP)」は、州内90校を超える公立学校で留学生を受け入れているプログラムです。1学期の短期から、卒業までの複数年留学まで対応しています。

項目内容
留学生受入開始1997年
留学可能期間1学年(10ヶ月)/1学期(5ヶ月)/短期/卒業までの複数年
受入学年4年生〜12年生(中学生も対象です)
州全体の生徒数118,962人
州全体の留学生数1,500人
入学の学力基準9教科の平均3.5以上

授業は州教育省が認定したカリキュラムで行われ、主要科目に加えてArts・Science・Languages・Computersなどから科目を選べます。課外活動もサッカー、バレーボール、バスケットボール、カーリング、スキーなど、学校によって幅広く用意されています。

日本人が少ない環境は、制度で守られています

NSISPには、1つの学校に受け入れる同一国籍の留学生の人数に上限を設けるという運用があります。学校により例外があります。(ホームステイの関係)つまり「気づいたら学校に日本人が10人いた」という事態が、制度として起こりにくい仕組みです。

また、ノバスコシアの留学生はヨーロッパからの生徒が多いのも特徴です。アジア圏の留学生が中心の地域とは、教室の顔ぶれがかなり違います。

「日本人が少ない環境で英語漬けにしたい」というご希望には、これは大きな強みです。ただし前の章でお伝えしたとおり、日本人が少ない環境は英語サポートも手薄になりやすいという裏返しがあります。両方を理解したうえで選んでください。

日本人が少ない留学先はどこ?では、他の地域との比較を含めて解説しています。

7つの教育委員会 ― ただし、選べません

ノバスコシア州には次の7つの教育委員会があり、それぞれが地域の公立学校を運営しています。

ハリファックス(Halifax)/ストレイト(Strait)/ケープ・ブレトン-ビクトリア(Cape Breton-Victoria)/シグネクト-セントラル(Chignecto-Central)/アナポリス・バレー(Annapolis Valley)/トライ-カウンティー(Tri-County)/サウスショア(South Shore)

ただし留学生の受け入れ窓口はNSISPが一括して管理しており、出願は教育委員会ごとではなくNSISPに対して行います。そしてNSISPが各教育委員会へ生徒を配置し、配置先の教育委員会が学校とホームステイを決定します。

繰り返しになりますが、この配置に希望を反映させることはできません。これはNSISPの運用方針であり、私たちエージェントが交渉して変えられる性質のものではありません。だからこそ、出願する前の判断がすべてなのです。

フランス語で学ぶという選択肢もあります

あまり知られていませんが、NSISPにはフランス語のみで学ぶプログラム(Francophone Program)があります。英語のプログラムとは別に、専用の出願書類で申し込む仕組みです。

ノバスコシア州はアカディアン文化の歴史を持つ地域で、フランス語コミュニティが実際に息づいています。「英語圏で英語を学ぶ」という一般的な高校留学とは違う、カナダで本格的にフランス語を身につけたいお子さんにとっては、かなり珍しい選択肢です。

ただし当然ながら、授業も生活もフランス語が中心になります。すでにフランス語を学んでいて、その力を伸ばしたいという明確な目的があるお子さん向けです。ご興味があれば、個別にご相談ください。詳細をNSISPに確認してご案内します。

年間費用(2026-2027年度・2027-2028年度)

2026-2027年度:合計 22,475カナダドル

項目費用(カナダドル)
入学金475ドル
オリエンテーション200ドル
授業料(10ヶ月分)10,500ドル
ホームステイ(10ヶ月分)10,500ドル
医療保険(10ヶ月)800ドル
合計22,475ドル

2027-2028年度:合計 23,075カナダドル

項目費用(カナダドル)
入学金500ドル
オリエンテーション225ドル
授業料(10ヶ月分)10,500ドル
ホームステイ(10ヶ月分)11,000ドル
医療保険(10ヶ月)850ドル
合計23,075ドル

この他に、ハリファックスまでの往復航空券が約30万円、スマホ代が年間5万円程度、お小遣いが年間10万円程度かかります。それらを合計しても、他州の教育委員会より少ない予算で留学が可能です。

とくに卒業を目指す複数年の留学では、年間の差が累積します。「カナダでの高校卒業は予算的に無理だ」と諦めていたご家庭にとって、現実的な選択肢になり得るのは事実です。

▶ 他の安い地域との比較はカナダ高校留学が安い地域【2026年版】をご覧ください。

為替について、先にお伝えしておきます

留学費用のお支払いは、支払い時のカナダドルのレートに応じて日本円の金額が変わります。たとえば20,000ドルの支払いの場合、1ドル80円のときと90円のときでは、日本円で20万円もの差が生まれます。お見積もり時と実際のお支払い時で金額に差が出ることを、あらかじめご理解ください。円安局面では「最安のプログラム」でも想定より膨らむことがあります。

留学生向けの2つのサポート ― Culture Tripsと学生大使

先ほど「行動範囲が限られる」とお伝えしましたが、NSISPはその点を意識した仕組みも持っています。

**Culture Trips(カルチャートリップ)**は、留学生向けに年2回開催される旅行プログラムです。日本の修学旅行に近いもので、秋はトロントとナイアガラの滝、春はモントリオールとオタワへ行きます。費用は各1,500ドルの実費が別途必要ですが、小さな町に配置された生徒にとっては、カナダの他の顔を見られる貴重な機会です。参加をお勧めしています。

**学生大使プログラム(Student Ambassadors Program)**は、毎年100人を超える地元の学生を「学生大使」としてトレーニングし、留学生の学校生活や地域生活への適応をサポートする仕組みです。留学生の受け入れを、地元の生徒にとっても異文化を学ぶ機会として位置づけている点に、この州の姿勢が表れています。

友達づくりのきっかけとして、学生大使には遠慮なく頼っていい——これは渡航前にお子さんに必ず伝えてほしいことのひとつです。

卒業後の大きな特典 ― ただし、順番を間違えないでください

ノバスコシア州の高校を卒業した留学生には、州内の大学・カレッジへ進学する際に現地のカナダ人学生と同じ授業料が適用されるという、非常に大きな特典があります。留学生学費との差額は、4年間で1,000万円を超えることもあります。

詳しくはカナダの大学の授業料を1,100万円安くする方法 – NSISP Advantageにまとめています。カナダの大学進学まで視野に入れているご家庭にとって、これは検討に値する制度です。

ただし——ここでも順番を間違えないでください。

この特典は、ノバスコシアで高校を無事に卒業できて初めて意味を持ちます。環境が合わずに途中帰国してしまえば、特典どころではありません。「大学の学費が安くなるから」を第一の理由にノバスコシアを選ぶのは、順番が逆です。

まずお子さんがこの環境で3年間やり切れるかを見極める。その上で特典が乗ってくるなら、これ以上ない選択肢になる。この順番でご検討ください。

▶ ノバスコシア州の卒業要件(必要単位・必修科目)はノバスコシア州教育システム・卒業要件についてで解説しています。

出願スケジュール ― 2027年9月入学を目指す場合

NSISPは人気が高く、定員に達した時点で締め切られます。2027年9月入学の日程は次のとおりです。

時期内容
2027年2月15日弊社が優先代理店として確保している枠の期限。この日までに完成した願書が到着している必要があります
2027年3月15日NSISP全体の出願締切。※定員に達した場合は前倒しで締め切られる可能性があります

ここで見落とされがちな、大事な点が2つあります。

1つ目。「出願した」ではなく「完成した願書が届いた」が基準です。 書類に不備があると願書は返送され、完成するまでカウントされません。成績証明書の英文発行は在籍校の対応待ちで2〜4週間かかることもあります。逆算すると、11月〜12月には出願の準備を始めておきたいというのが現実的なところです。

2つ目。2027-2028年度から、出願料の入金確認まで願書の処理が始まりません。これはNSISPが新しく導入した手順です。書類を送っただけでは処理が進まないので、書類と入金をセットで完了させる必要があります。

「まだ先のこと」と思われるかもしれません。でも、お子さんの適性を見極め、ご家族で話し合い、書類を揃えるには、思っている以上に時間がかかります。2027年9月の出発を考えているなら、動き出すのは今年の秋です。

入学手続きに必要な書類

出願を進める際に必要になる書類です。早めに準備を始めていただくと、手続き開始から入学許可書の受け取りまでがスムーズに進みます。

  • パスポート(希望する留学期間をカバーする有効期間があるもの)
  • 過去2年間の成績証明書(英文)
  • 本人の写真5枚程度(家族や友人と写った、最近の様子がわかるもの)
  • ホストファミリーへの手紙(英文)
  • 証明写真(パスポート申請と同じサイズ・カラー)
  • 予防接種の記録(母子手帳の予防接種の記録ページ)
  • ※プログラム参加同意書(NSISP指定フォーマット)
  • ※卒業留学向け 単位移行フォーム(NSISP指定フォーマット)

※印の書類は、弊社への入学手続きお申し込み後に最新版をお渡しします。

ホストファミリーへの手紙は、事務的な書類だと思われがちですが、この州では特に大事な一枚です。配置を決めるのはNSISPですが、お子さんの人柄が伝わる手紙は、受け入れ側との最初の関係づくりになります。丁寧に書きましょう。

アレルギー・食事制限がある場合は、早めに、具体的に

これは今年、NSISPからも注意喚起があった点です。

ペットアレルギーや食事制限に対応できるホームステイ先は数に限りがあり、該当する留学生は年々増えています。該当するお子さんの場合、次の2つが重要になります。

  1. 願書に具体的に書くこと。「アレルギーあり」ではなく、対象・程度・必要な配慮まで具体的に記載します。曖昧な記載では適切な家庭を探せません
  2. 早く出願すること。対応可能な家庭から順に埋まっていきます

該当する可能性がある場合は、カウンセリングの早い段階でお知らせください。書き方も含めて一緒に準備します。

よくあるご質問

Q. ノバスコシア州の高校留学の費用はいくらですか?

A. 2026-2027年度は年間22,475カナダドル(入学金475・オリエンテーション200・授業料10,500・ホームステイ10,500・医療保険800)です。2027-2028年度は23,075カナダドルに改定されます。この他に往復航空券約30万円、お小遣い・通信費が年間15万円程度かかります。カナダの公立高校留学プログラムの中では最安級です。

Q. 学校や町の希望は、本当にまったく通らないのですか?

A. 通らないと考えてください。NSISPは州が一括で出願を受け付け、各教育委員会へ生徒を配置する仕組みです。「ハリファックス希望」といった要望を出すことはできますが、それが反映される保証はなく、実務上は通らないケースがほとんどです。学校や地域を指定したいご家庭には、配置の仕組みが異なる他州の教育委員会をご案内しています。

Q. 英語力に自信がなくてもノバスコシアで大丈夫ですか?

A. 慎重にご検討ください。小さな町の学校ではESL(英語サポート)を開講していないことも珍しくありません。英語力に不安がある場合は、ESL体制が整った教育委員会を選べる他州のほうが安全です。まず英語力の現在地を一緒に確認させてください。

Q. 2027年9月の入学は、いつまでに出願すればいいですか?

A. NSISP全体の締切は2027年3月15日ですが、定員に達すれば前倒しで締め切られます。また完成した願書が届いていることが条件で、書類に不備があれば返送されます。成績証明書の英文発行に時間がかかることも考えると、2026年11月〜12月には準備を始めるのが安全です。

Q. 食物アレルギーやペットアレルギーがありますが、参加できますか?

A. 参加できます。ただし対応可能なホームステイ先には限りがあり、希望者は増加傾向です。願書に対象・程度・必要な配慮を具体的に記載し、できるだけ早く出願することが鍵になります。カウンセリングの段階でお知らせください。

Q. なぜノバスコシアは他州より安いのですか?

A. 州として留学生誘致に力を入れており、授業料とホームステイ費用が抑えられているためです。教育の質が低いわけではありません。カリキュラムは州教育省の認定を受けたもので、卒業資格も他州と同様に大学進学に使えます。安さの代償は費用ではなく、「選べない」という条件のほうにあります。

Q. 田舎に配置されたら、留学は失敗ですか?

A. まったくそんなことはありません。小さな町だからこそ、日本人がおらず英語漬けになれる、地域に温かく迎えてもらえる、といった大きな利点があります。実際、小さな町で驚くほど伸びるお子さんもたくさん見てきました。分かれ目は町の規模ではなく、その環境を受け入れる準備ができていたかどうかです。

Q. 日本人が少ない環境を探しています。ノバスコシアはどうですか?

A. 日本人は確かに少ないです。ただし「日本人が少ない=良い留学先」ではありません。日本人が少ない地域は英語サポートも手薄になりやすいという構造があります。詳しくは日本人が少ない留学先はどこ?をご覧ください。

おわりに ― 安いから選ぶ、をやめてください

ノバスコシア州のNSISPは、カナダで最も費用を抑えられる公立留学プログラムです。それは間違いのない事実で、大きな魅力です。

でも、費用の安さを最初の理由にして選ばないでください。

最初に見るべきは、お子さんの英語力、性格、適応力、自立心です。それらを確かめた上で「この子ならノバスコシアで伸びる」と判断できるなら、これほど費用対効果の高い選択肢はありません。逆にどこかに不安が残るなら、多少費用が上がっても環境を選べる留学先のほうが、結果的にご家族の満足度は高くなります。

私たちは特定の学校や州を売り込むことはしません。お子さんに合う場所を、一緒に探す仕事をしています。ノバスコシアが合うのかどうか、率直にお伝えします。

▶ カナダ東海岸全体(ニューブランズウィック州・ニューファンドランド州を含む)の比較はアトランティックカナダの高校留学【完全ガイド】、小さな町での留学についてはカナダの田舎・小さな町で高校留学【完全ガイド】をご覧ください。

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この記事の情報について 費用・出願日程・プログラム内容は2026年8月時点でNSISPから案内を受けている情報にもとづきます。費用は年度ごとに改定され、為替により日本円での負担額も変動します。出願締切は定員到達により前倒しになる場合があります。出願の際は必ず最新情報をご確認ください。この記事は毎年、新年度の費用と出願日程が発表される時期に更新します。

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